プロテインキナーゼCの機能調節を行うLIM及びRINGタンパク質の解析
Project/Area Number |
11139241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
黒田 俊一 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (60263406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷澤 克行 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20133134)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
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Keywords | プロテインキナーゼC / 亜鉛フィンガー / タンパク質間相互作用 / 細胞内情報伝達 |
Research Abstract |
(PKCと結合するLIM蛋白質の解析) 免疫沈降法により各種LIM蛋白質(約20種類)とプロテインキナーゼC(PKC;6サブタイプ)との相互作用を調べた結果、数多くのLIMドメインがPKCとPKCサブタイプに特異的に結合することが判明した。これは、以前に我々は「多くのLIMドメインがPKC結合能を有することを示唆する論文(黒田ら、JBC、1996年)」を発表していたが、今回その主張が正しいことが証明できた。最近、PDZドメインとLIMドメインを含むPDZ-LIM蛋白質が多く見出されているが、これらの多くはPDZドメインを介して細胞骨格系蛋白質(アクチニン、トロポミオシン)と結合し、LIMドメインを介してPKCと結合していることが判明した。その際、LIMドメインと結合したPKCは細胞内で活性化されることが判明した。この活性化現象は心不全の主因である心筋細胞肥大化におけるPKC活性化に深く関係している可能性が高い。 (PKCと結合するRING蛋白質の解析) 多くのRING蛋白質はPKCと相互作用するが、RINGドメインがPKCと相互作用することはなかった。しかし、RINGドメインを含む蛋白質で原癌遺伝子産物に見出されるRBCC蛋白質はPKCとの結合性を常に有していた。現在、RBCC蛋白質は転写因子であるという説とユビキチンリガーゼE3であるという説があるが、まだ結論は出ていない。PKCとの相互作用及びPKCによるリン酸化によって、RBCC蛋白質がどのような影響を受けるかを調べる予定である。その結果、RBCC蛋白質が癌遺伝子産物として作動する未知の機構が判明すると思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)