Budget Amount *help |
¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
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Research Abstract |
アポトーシスの誘導を利用した,新しい癌転移抑制療法を確立することを目的として,アポトーシスに関わるシグナルまたは,アポトーシス関連分子BAG-1・BADを中心とする多角的な解析から、がん治療を向上させるために以下の諸点を明らかにしてきた。 1.PKC alphaが上皮細胞の足場喪失時に活性化されること,またPKC alphaの過剰発現によってアノイキスが促進されること.しかし,付着細胞にはアポトーシス誘導能は認められないことを証明した. 2.アポトーシス抑制分子BAG-1の過剰発現によって,胃癌細胞の細胞運動能が亢進すること 3.胃癌細胞において,BAG-1を過剰発現させると,BAG-1は細胞質に均一に存在し,ケラチンやアクチンと会合していること.しかし,正常上皮細胞では主にゴルジ野にBAG-1が蓄積していることを見出した. 4.下咽頭癌において,BAG-1が高発現をしていること.また,BAG-1の細胞内局在が核にある癌細胞は,増殖能が高く,このような癌を持つ患者は,放射線照射後の再発率が高いこと. 5.アノイキス時,アポトーシス誘導分子BADは,脱リン酸化されることによって,活性化されていること,またこれによりアノイキスの誘導と関連していること 6.BADの過剰発現によってアノイキスが促進されること
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