Project/Area Number |
11140265
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
奥 直人 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10167322)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 血管新生 / 新生血管 / ファージディスプレイライブラリー / リポソーム / 標的化 / アクティブターゲティング / 薬物送達システム / DDS |
Research Abstract |
がん化学療法において、がん部位に選択的に薬剤を送達するDDSが期待されており、腫瘍新生血管の透過性亢進によるパッシブターゲティングを利用したリポソーム製剤が米国で使用されている。しかしながらアクティブターゲティングで実用化されたものではない。近年、がん組織への標的化には、腫瘍新生血管を薬物送達の標的として利用するVascular Targetingがより実際的であると考えられるようになった。本研究ではVascular Targetingを目指して、腫瘍新生血管に特異的なペプチドをファージディスプレイランダムペプチドライブラリーより選別し、腫瘍新生血管を標的とするターゲティングへ応用した。15merのランダムペプチドを発現したファージディスプレイライブラリーより腫瘍新生血管に特異的に結合するファージを選別した。血管新生特異的ペプチドのフラグメントペプチドを用いて、新生血管ファージ集積に対する阻害活性を指標に、エピトープシークエンスの解析を行った。その結果。WRP,PRPを候補シークエンスとして選択した。これらのペプチドにパルミトイル基を導入してリポソーム化し、体内動態を測定した。PRPリポソームが腫瘍に高い集積を示した。この集積は腫瘍新生血管に対するターゲティング効果によるものと考えられる。次に腫瘍新生血管標的化リポソームをがん治療に応用した。すなわちPRP修飾リポソームにアドリアマイシン(ADM)を内封し、固形がん担がんマウスに対する抗腫瘍効果を検討した。固形がんはMeth AおよびColon26を用いた。ADM内封腫瘍新生血管標的化リポソーム投与群では、有意に高い腫瘍増殖抑制活性と副作用の軽減が観察された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)