変異型ヘルペスウイルス単一ベクターシステムによる複合的遺伝子治療
Project/Area Number |
11140270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
矢崎 貴仁 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80200484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須川 誠 中外製薬株式会社, 研究主査(研究職)
星 道生 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00265844)
河瀬 斌 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40095592)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
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Keywords | 悪性腫瘍 / 単純ヘルペスウイルス / 浸潤抑制因子 / サイトカイン / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
(1)HSVの複製開始配列oriと、パッケージングシグナルを含むpBR322起源のプラスミドを用いて、CMVプロモーター下流にTIMP2、INFγを組込んだアンプリコンプラスミドを構築後HSV-G207をヘルパーウイルスとして各遺伝子を発現するdefective HSV vectorを作製した。(2)in vitro局所投与の解析では、親ウイルスHSV-G207 と各々のdefective vectorのウイルス産生能に大きな差は認められず、plaque forming法による細胞傷害活性の解析でも、ヘルパーウイルスを同濃度で感染させる限りは両者に差は認めなかった。これらの結果は新たに作製したベクターにおいてもヘルパーウイルスによる細胞傷害活性が維持されていることを示す。In vivo の解析では、G207のみ、G207+IFNγ、G207+TIMP2、G207+IFN+TIMP2の順に効果の増大が認められた。(3)膀胱癌を用いたIn vivo解析: Intravesical therapy, 静注による血管内投与とともに著明な腫瘍抑制効果が認められ、他臓器への副作用は認められなかった。HSV-G207をヘルパーウイルスとして機能遺伝子を同時発現するHSV Vector を開発し、TIMP2 とIFNγを付加することで治療効果が増強することが判明した。毒性減弱型G207は、膀胱内投与や静脈投与が副作用無く可能であることが示唆された。今後、進行癌を含めて応用範囲を広げられるか詳細な検討をしたいと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)