眼球サッケード運動の開始を指標にした空間的周囲の中枢神経機構
Project/Area Number |
11145241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
伊佐 正 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (20212805)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 康彦 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (70290913)
小林 康 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (60311198)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 注意 / サッケード運動 / 動機付け / 脚橋被蓋核 / サル / アセチルコリン |
Research Abstract |
ニホンザル2頭にサッケード課題を訓練し、課題遂行中のニホンザルの脚橋被蓋核の単一ニューロン活動を記録した。課題においては、最初の注視点の消灯後ただちに指標が呈提示されるNO GAP課題と注視点の消灯後約200ミリ秒のGAP期間の後に指標が点灯するGAP課題をランダムに混ぜて行った。すると記録された70個のニューロンのうち25個はサッケード遂行に先行して一過性に活動を増加させ(burst type cells)、18個のニューロンは活動を減少させた(pause type cells)。そしてこれらのburst type cellsはGAP期間中にも活動を増加させること、pause type cellsはGAP期間中に活動を減少させる傾向があることがわかった。そしてこれらのニューロンの一部においてGAP期間中の活動の変化とサッケードの反応時間と相関した。さらにこれらの運動の遂行・準備に関与する活動の他に、最初の注視点の点灯によって起きる活動の増加、また報酬に対する活動を示すニューロンも多く見られた。そしてこれら課題の過程に関与する活動と運動の遂行・準備に関与する活動が多くのニューロンに収束していた。従って、脚橋被蓋核のニューロンには、運動の遂行・準備と課題の状況・文脈を連合する過程に関与する可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)