p300/CBPを介するコアクチベーターネットワークと胚性幹細胞の分化誘導
Project/Area Number |
11154230
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
横山 一成 理化学研究所, 細胞材料開発室, 副主任研究員 (80182707)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | レチノイン酸 / p300 / CBP / F9細胞 / クロマチンリモデリング / RAR / RXR / アンチセンス / シグナルカスケード / リボザイム |
Research Abstract |
胚性幹細胞のレチノイン酸による内胚葉系細胞への分化誘導に必要なc-jun遺伝子のトランス活性化に必要な転写因子(DRF : Differentiation Regulatory Factor)の構成成分をYeast2 Hybird法によりATF-2,JDP-2(Jun dimerization protein-2),p300と同定した。JDP-2はATF-2のみならず、c-junとも分子会合するbZip転写因子である。現在、これらの両者の結合ドメインのマッピングを行っている。p300,CBPリボザイムクローンの解析によりc-junのトランス活性化にはp300ネットワークが必要であることを明らかにした。この結合はアンチセンスオリゴマーを用いた独立の解析からも指示された。p300とCBPのRA依存性の終末分化の過程においてp300はコビキチン化され、CBPに比べるとより分解されやすい。更にATF-2とp300/CBPのHAT活性の解析より、ATF-2はp300/CBPのHAT活性を促進し、ヒストンのH2bとH4をin vivo,in vitroでアセチル化する。現在RAX,RXRのどのレセプターがp300とCBPのカスケードネットワークと関連しているかを解析中である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(15 results)