Project/Area Number |
11155218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
南 康博 神戸大学, 医学部, 教授 (70229772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 伸 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00270984)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 生殖細胞 / 核内キナーゼ / Dmnk / 線虫 / Ce-Cds-1 / 減数分裂 / 相同組み換え / RNAi法 |
Research Abstract |
本年度の研究においては、まずショウジョウバエの生殖細胞に特異的に発現する核内蛋白質キナーゼDmnk(Drosophila maternal nuclear kinase)に会合する分子の検索をyeast two hybrid法により行い、卵形成過程においてDmnkと類似の発現様式を呈するRNA結合蛋白質、Orbを同定することに成功した。また、Dmnk蛋白質には、択一的スプライシングの結果Dmnk-LとDmnk-Sが存在するが、Dmnk-SのみがOrbと会合することが明らかになった。我々はさらに、Orb蛋白質がDmnk mRNAに結合することを示唆する知見を得ている(論文準備中)。また我々は、データベースの解析結果をもとに、線虫のDmnk相同分子であるCe-Cds-1の同定、遺伝子クローニングを行った。 Ce-Cds-1もDmnkと同様にforkheadassociated(FHA)ドメインをN末端側に有しており、最近注目を集めているCds1/Chk2ファミリーに属することが示された。Ce-Cds-1の機能を解析する目的で、RNA干渉法(RNAi)を行ったところ、F_2progenyの大部分が胚性致死であり、生存したものについてはHIM(high incidence of male)の表現型が認められた。さらに詳細な解析の結果、Ce-Cds-1が減数分裂における相同組み換えに必須の役割を担う蛋白質キナーゼであることが明らかになった(論文投稿中)。
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