紀伊半島の神経難病多発地域住民の遺伝素因と環境要因の解析
Project/Area Number |
11157212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
葛原 茂樹 三重大学, 医学部, 教授 (70111383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 良元 三重大学, 医学部, 助手 (60303723)
成田 有吾 三重大学, 医学部, 助教授 (50242954)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / パーキンソニズム / 痴呆 / 神経難病 / タウ遺伝子 / タウ蛋白 |
Research Abstract |
紀伊半島に多発する筋萎縮性側索硬化症(ALS)とパーキンソン痴呆複合(PDC)の特徴は,家族性発症率が高く(70%以上),中枢神経系にアルツハイマー神経原線維変化(NFT)が多発することである.我々は,ALS/PDCの12症例でタウ遺伝子解析を,剖検2例でタウ蛋白解析を行った. タウ遺伝子解析では,ALS/PDC12症例の血液白血球からゲノムDNAを抽出し,タウ遺伝子のすべてのエキソンをsingle strand conformation polymorphism(SSCP)解析でスクリーニングした.frontotemporal dementia and parkinsonism linked chromosome 17(FTDP-17)で遺伝子変異が明らかにされているエキソン9〜13については直接塩基配列決定法を行った.SSCP,直接塩基配列決定法ともに変異は認められなかった. タウ蛋白解析では,ALS/PDCの2症例の剖検凍結脳から分離精製したNFTのPHFタウをタウ抗体でimmunoblotした.脱リン酸化後のALS/PDCの異常タウは6種類すべてのisoformから構成されており,アルツハイマー病と同一パターンで,特定のisoformの異常増加や欠損は認められなかった. 以上の所見から,紀伊半島のALS/PDCは,家族性tauopathyではあってもタウ遺伝子自体に一次的原因がある可能性は低いと考えた.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)