細胞内蛋白質分解と選択的神経細胞死の発生機構の関連性
Project/Area Number |
11157225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中尾 光善 熊本大学, 医学部, 助手 (00217663)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 神経細胞死 / 蛋白質分解 / 神経線維腫症 / カルパイン / ユビキチン / ユビキチンライゲース |
Research Abstract |
脳神経細胞の病的細胞死および細胞不死化において、細胞内蛋白質分解との関連性を解析した。昨年度は、神経線維腫症2型の病因蛋白merlinがカルパインで過剰分解されて不活化される機構を髄膜腫・神経鞘腫で証明した。今年度は、ユビキチンシステムの中でも神経細胞で特徴的な発現を認める分子群について解析を行った。ユビキチンライゲース(E3酵素)では神経疾患であるアンジェルマン症候群の病因蛋白質E6AP、神経分化で特異的に発現低下するNedd4、ユビキチン結合酵素(E2酵素)ではE2-25K/HIP2、ユビキチンC末端ヒドロラーゼではUCHL1/PGP9.5である。酵母のTwo-hybridシステムによる結合蛋白質の同定を行った。蛋白分解が神経細胞機能の制御および疾患の成立に広く関わることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)