自己骨髄単核細胞移植による心筋梗塞後血管新生療法の実験的試み
Project/Area Number |
11158220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
室原 豊明 久留米大学, 循環器病研究所, 講師 (90299503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服巻 信也 久留米大学, 医学部, 助手 (90248352)
池田 久雄 久留米大学, 医学部, 助教授 (50168134)
今泉 勉 久留米大学, 医学部, 教授 (60148947)
江口 裕之 久留米大学, 医学部, 助手 (60279164)
加藤 宏司 久留米大学, 医学部, 助手 (70279165)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 血管新生 / 虚血骨格筋 / 骨髄細胞 / 内皮細胞 / 内皮前駆細胞 / CD34陽性細胞 / 自己移植 / 血管形成 |
Research Abstract |
従来成人における血管新生は、既存の内皮細胞の増殖と遊走にするもののみであると考えられてきたが、我々は最近成人末梢血中の単核球分画に血管内皮細胞に分化しうる内皮前駆細胞が存在することを報告した。内皮前駆細胞はCD34陽性細胞由来と考えられ、培養過程で血管内皮細胞の形質を獲得した。また内皮前駆細胞を標識しヒト内皮細胞と共培養すると、マトリゲル上で管腔形成に組み込まれることが示された。さらに、動物に経静脈的に投与すると、虚血下肢の血管新生に組み込まれることが明らかとなった。以上より成人における血管新生には、既存の毛細血管内皮細胞の増殖と遊走のみではなく、流血中の内皮前駆細胞の分化という血管形成型の血管新生も関与する可能性があることが示された。 成人における内皮前駆細胞は骨髄由来であると考えられる。今回我々は、動物実験系(ウサギ片側下肢虚血モデル)において、蛍光色素ラベルした自己骨髄単核球細胞を直接虚血骨格筋内に植え込むことによって虚血部位における血管新生に自己内皮前駆細胞が組み込まれことを確認した。また、骨髄単核球を自己移植投与することによって、虚血骨格筋内における血管新生や血流が改善されることを確認した。方法として、下腿血圧左右比、血管造影による血管スコアの算定、虚血組織標本における免疫染色による内皮細胞の同定と毛細血管密度の算定、レーザードップラー法による皮下血流の計測を用いた。以上より、自己骨髄細胞の移植はによって、虚血骨格筋内の血管新生を有意に増強させうることが示された。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)