糖ヌクレオチド輸送体を介する糖鎖リモデリングの基礎研究
Project/Area Number |
11159220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
川喜田 正夫 財団法人 東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (00012740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 信宏 財団法人 東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (20291148)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 糖ヌクレオチド輸送体 / 糖鎖生物学 / 糖鎖リモデリング / UDP-N-アセチルガラクトサミン / UDP-グルクロン酸 |
Research Abstract |
DNA配列データベースの中に見いだされたUDP-ガラクトース輸送体関連ヒト遺伝子(hUGT rel7)の暗号配列領域を確定し、その産物を出芽酵母細胞のミクロソーム膜中で発現させることに成功した。酵母ミクロソームにはGDP-マンノース輸送体以外の糖ヌクレオチド輸送体が存在しない事実を利用して各種の糖ヌクレオチドに対する輸送活性を検討した結果、hUGT rel7タンパク質がUDP-N-アセチルガラクトサミンおよびUDP-グルクロン酸の両者を輸送する二重特異的輸送体であることが明らかになった。さらに、C-末端にHA-tagを付加したhUGT rel7 cDNAをCHO細胞中で発現させ、輸送体タンパク質の細胞内局在性について検討した結果、この輸送体は小胞体のマーカータンパク質Erp57と同一の領域に局在する小胞体タンパク質であることが明らかになった。糖ヌクレオチド輸送体の中で、小胞体に局在する分子種、2種類の基質を輸送する分子種が見いだされたのは、ともにhUGT rel7が最初の例であり、本年度の成果はその意味できわめて注目すべきものである。さらに、hUGT rel7 mRNAは全長7kbで3'-非翻訳領域がきわめて長く、その部分にmRNA不安定化配列であるAUUUAモチーフが多数存在することも明らかになった。基質特異性から見て、この輸送体がグルクロン酸抱合あるいはプロテオグリカンの合成に関与しているかどうか、また、それに関連してどのような制御を受けているかという点は、基質の供給を介する糖鎖合成および糖鎖特異性の制御という観点から興味深い課題であると考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)