Project/Area Number |
11161206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
善本 隆之 東京大学, 医科学研究所, 助手 (80202406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成内 秀雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10012741)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | DTH反応 / 可溶性CD4 / IFN-Y / 細胞性免疫反応 / MHC Class II |
Research Abstract |
我々は、最近、CD4分子を細胞表面に発現せずその代わり血中に可溶性(s)CD4を有する変異(CD4 Loosing:CD4L)マウスを見つけた。このCD4Lマウスは、CD4ノックアウト(KO)マウスと同様にT細胞依存的抗原に対する抗体産生能を激減していた。しかし、興味深いことに、CD4KOマウスではWild-Typeマウスと同程度DTH反応が起こるが、CD4LマウスではDTH反応が低下していることがわかった。このCD4LマウスとCD4KOマウスの違いは、sCD4が血中にあるかないかなので、我々はsCD4がDTH反応を制御しているのではないかと考えた。そこで、抗CD4抗体をCD4Lマウスに投与しsCD4を血中から除去するとDTH反応が回復し、一方sCD4産生するTransfectantを入れたDiffusion ChamberをCD4KOマウスの腹空内に埋め込むとDTH反応が低下することより、CD4LマウスでのDTH反応の低下がsCD4に起因していることが明らかになった。さらに、この時所属リンパ節細胞をin vitroで抗原により再刺激することにより誘導されるIFN-Y産生もsCD4により阻害されることがわかった。以上より、sCD4が抗原提示細胞土のMHC Class IIを介し抗原刺激によるT細胞からのlFN-Y産生を抑制するために、DTH反応の誘導に重要なTh1細胞の分化が阻害されDTH反応が低下すると考えられる。エイズ患者においても、血中のsCD4の濃度が上昇していることが報告され我々も同様な結果を得ており、CD4Lマウスと同様にこの血中sCD4の増加がDTH反応等の細胞性免疫の低下を加速する一因になっている可能性があるのではないかと考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)