エイズワクチンの活性強化分子の分子設計法の基礎研究
Project/Area Number |
11161225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋口 周平 鹿児島大学, 工学部, 助手 (40295275)
古川 純康 鹿児島大学, 工学部, 教授 (10305154)
伊東 祐二 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60223195)
神原 賢治 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (60305141)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ファージライブラリー / ペプチドミメティックス / 分子設計 / CCR5 / MCP-1 / エイズ / ケモカイン |
Research Abstract |
1.Molecular molding design: 私どもはレセプター/リガンド結合部分の3次構造を認識するモノクローナル抗体を用いてファージライブラリーを探査し、この抗体に結合するファージクローンを単離すれば、抗体が鋳型として働き、リセプターとリガンドの結合部位の3次構造を直接コピーする可能性を検討してきた。 2.CCR5-binding domain mimic: この観点から、M-tropic HIVー1の感染でcoreceptorとして機能するCCR5のmimeticsを試み、抗CCR5抗体(2D7)用い、BiopanningによりM23クローン単離した。このクローンはM-Tropic HIVー1感染を特異的に60%阻害し、T-tropic HIV-1感染には影響せず、また、ELISAにより、M23はMIP-1a,MIP-1bおよびRANTESと結合すること、しかしCCR2のリガンドであるMCP1には結合しないことを明らかにした。 3.Monocyte Chemoattractant Protein(MCP-1)mimic peptides: MCP-1はCCR1,CCR2,CCR4に結合し単球遊走活性を有し、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、腎炎などの慢性炎症性疾患、粥状動脈硬化症等の重要な因子である。CCR2を介したHIVー1感染ではMCP-1の感染阻害活性が報告されている。ケモカインレセプターの結合部位を塞ぐようなケモカイン様モチーフとしてMCP-1mimicのファージクローンを2種(C27およびG25)を単離した。その結果、1)モチーフ配列のみを化学合成した19merのC27およびG25ペプチドは、MCP-1によるヒト末梢血細胞のChemotaxisを阻害することを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)