Project/Area Number |
11163225
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
星野 敦 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (80312205)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 滋 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (30012777)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
|
Keywords | 組織分化 / 易変性変異体 / トランスポゾン / アサガオ / マルバアサガオ / トランスポゾン・ディスプレイ |
Research Abstract |
本研究の目的は、高等植物の組織分化に関する易変性変異体を材料に、その原因遺伝子を機能解析することで、組織分化過程の一端を明らかにすることである。ここではトランスポゾンにより誘発されたと思われる、アサガオの「松島(yellow-mutable)」とマルバアサガオ「黄緑葉(yellow leaf)」変異座の単離を試みた。これまでの知見から前者にはTpn1ファミリー、後者にはTip100ファミリーに属するトランスポゾンの関与が示唆されており、まず、それぞれのトランスポゾンの配列に至適化したTD(Transposon Display)法を開発した。この方法は、サンプルDNAの4塩基認識制限酵素による処理、アダプター付加、アダプター配列とトランスポゾンの末端逆反復配列に相補的なプライマーを用いた予備的PCRおよび選択的PCR、ポリアクリルアミド電気泳動の各ステップにより、トランスポゾンの隣接配列をフィンガープリンティングのパターンとして可視化する。各ステップの条件検討を行い、特異的なAFLP断片を再現性良く得ることに成功した。さらに、Tpn1ファミリー用に確立したTD法では、紫色の地に青い絞り模様の花を咲かせる易変性「紫(purple)」遺伝子座のクローニングに採用した結果、変異座に連鎖したAFLP断片の検出に成功し、この方法の有効性を確認した。そこで、TD法を用いて易変性変異体と生殖細胞復帰変異体のゲノム構造を比較検討しており、原因遺伝子中のトランスポゾンに近接したAFLP断片の検出を試みている。
|