Project/Area Number |
11164259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
今西 裕一郎 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 教授 (90046219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
室城 秀之 白百合女子大学, 文学部, 教授 (80174324)
小西 貞則 九州大学, 大学院・数理学研究院, 教授 (40090550)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | うつほ物語 / 源氏物語 / 品詞度数 / 文体 / 仮名文 / 計量分析 / 物語の文章 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度に引き続き「うつほ物語」の本文データベース作成作業を継続した。すでに入力を終え、コンピューター辞書による単語分割の施されているデータベース底本(前田本)本文に、品詞情報を付加するため、以下のような手順で作業を行った。 1 器械による単語分割(精度5割前後)の修正を、文脈付きKWIC形式の単語の50音順配列データをもとに手作業で行った。 2 修正を施したテキストデータをファイルメーカーにインポートし、それに「源氏物語大成」索引篇の品詞情報を有する「大成」データをマッチングさせた。 3 データのマッチングでは解決できない同音異義語の、手作業による判定。 以上の手順により、「うつほ物語」のうち、「俊蔭」、「蔵開」両巻のデータベースを完成し、それを用いて、品詞分布および名詞、動詞、形容詞、形容動詞、助動詞、助詞、副詞の8品詞(使用度数上位20〜50語)につき、数量化3類による分析を行い、「源氏物語」の数量化3類分析のデータに重ねた。 その過程で、品詞分布に関しては、「うつほ」、「源氏」両作品の間に隔たりを看取できるのに対し、各品詞については差異が微妙である、という結果が得られた。この結果は、「うつほ」のデータが2巻のみという点で、今後動いていくものと予想されるが、現時点では、両作品の仮名文は、品詞個々の様態については共通性がある一方で、文における品詞構成において相違があるのではないか、という見通しを提示することを得た。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)