Project/Area Number |
11166234
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川崎 昌博 京都大学, 工学研究科, 教授 (70110723)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 反応制御 / 量子制御 / アライメント / ブリーチング / 画像分光法 / レーザー光強電場 / 反応分岐比 / 前期解離 |
Research Abstract |
通常の研究室で容易に実験可能なnsレーザーを用いて量子制御実験を行い「反応制御」を行なった。 1.非共鳴赤外光レーザーパルス強電場による中性分子のアラインメント効果 1.06μmYAGレーザー光強電場によるCH_3I中性分子の空間的アライメント効果を、画像分光法により観測することができた。平行遷移と垂直遷移が競合する場合、このようにアライメントさせることにより反応分岐比の制御に応用できると考えられる。 2.up-conversionにより反応分岐比を制御 OCS分子の230nm紫外光によるOCS→CO(X^1Σ^+)+S(^1D)光解離過程に対し、YAGレーザー基本波1.06μmパルスを同時入射すると、新しくOCS→CO(X^1Σ^+)+S(^1S)の解離過程が現れる。画像分光法を用いてCO分子を観測し、その赤外光パルス強度依存性について実験を行った結果、高赤外光パルス強度において、前者の解離過程は完全にbleachingされ、後者のみが観測された。 3.多光過程による直接解離と前期解離の分岐比の制御 C_6H_5I分子の5eVあたりの光解離過程においては、直接解離と前期解離が競合している。そこで266nm一光子光解離および532nm二光子光解離により生成したヨウ素原子を画像分光法によって観測した。その結果、266nm一光子光解離と532nm二光子光解離とでは直接解離と前期解離の分岐比が異なり、同じエネルギー領域にある分子の反応分岐比を制御した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)