Project/Area Number |
11166260
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
石田 和弘 東京理科大学, 理学部・化学科, 講師 (00120163)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 分子積分の厳密計算 / 高速計算アルゴリズム / 体球調和関数型ガウス軌道 / 一般短縮型基底関数 |
Research Abstract |
石田により導かれた随伴座標展開公式群(ACE公式群)は通常のsegment contraction(SC)の電子反発積分(ER1)の厳密に正しくかつ世界最高速の計算アルゴリズムを与えているが、本年度はまずACEb1k1公式を用いて縮約しないガウス軌道のERlのアルゴリズムを開発し「混成体球調和関数」を定義して用いることでFLOP計数評価により世界最高速であることを示した。次いでACEb3k3公式を用いてgenera1 contraction(GC)型のガウス軌道のERIのスカラー計算における厳密に正しい高速アルゴリズムを開発しs,p型についてはプロゲラム統合体として知られているGaussian94やHONDOと比べて数倍から数十倍高速であることを示した。さらにd型以上について「三混成体球調和関数」を定義して用いることで通常のSC用のACEb3k3アルゴリズムと比較し数倍から数百倍程度の高速化が得られたことを分子構造総合討論会及び岡崎国際会議にて発表しその詳細を論文として投稿中であるが、2000年になってさらに高速化できることに気が付きs,pの場合も合めてアルゴリズムを改良中である。またGC型のERIには特に並行計算が適当であり、SC用のアルゴリズムを用いたときにはおおむね使用できるプロセッサーの数だけ高速化できることが既に分かっている。さらにGC型ERIの計算にはACEb3k3以外のACE公式群も必要であり次年度には他のACE公式群のスカラー計算及び並行計算アルゴリズムの開発を予定している。そしてこれらのERIのアルゴリズムの開発終了後そのERIの原子座標に関する導関数のアルゴリズム開発を行う予定である。
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