新しい高精度のモデル内殻ポテンシャルの開発とそれらの応用
Project/Area Number |
11166272
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
三好 永作 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (70148914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉田 有治 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (80311190)
茂木 孝一 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (30304835)
酒井 嘉子 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (40091392)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 分子軌道法 / モデル内殻ポテンシャル / スピン軌道相互作用 |
Research Abstract |
これまで、Li〜Krまでの元素に関しては非相対論的モデル内殻ポテンシャル(MCP)を開発しているが今回はこれらの元素に対して相対論的MCPと基底関数を開発している。このMCPと基底関数を使って、スピン軌道相互作用を扱えるように改良を行っている。 これらのMCPと基底関数を使い、ArI_2の2つの異性体の相対的安定性について調べるために、MRSDCI計算およびそのCEPA型バージョンであるMRCPA計算を行った。T字型が線形異性体より安定であるという結果が得られ、多参照配置を考えることの重要性を示した。また、TiCl,ZrCl分子の低い電子状態を計算し基底状態を求めるために、MCPと基底関数を使いMRSDCI計算とMRCPA計算を行った。TiCl分子では^4Φ状態が基底状態であったが、ZrCl分子では^2Δ状態が基底状態であることがはじめて明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)