Project/Area Number |
11169225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
油谷 克英 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教授 (90089889)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | トリプトファン合成酵素 / X線結晶構造解析 / 超好熱菌 / 機能の増幅機構 / P.furiosus / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質の安定性 / 蛋白質の立体構造 / トリプトファン合成酵素αサブユニット / Pyrococcus furiosus / 蛋白質複合体 / 蛋白質分子間相互作用 / 熱安定性 / 示差走査熱量計 |
Research Abstract |
「生物マシーナリー」の特性を解明するために、独自の触媒能を持つサブユニットが複合体形成に伴い大幅な活性増幅を示すトリプトファン合成酵素を取り上げる。同酵素は、一連のトリプトファン合成経路の連続した最終反応を触媒するアロステリック酵素である。バクテリアの同酵素はαサブユニットとβサブユニットからなるα2β2四量体である。両サブユニットはそれぞれ独自の連続した触媒作用(α反応、β反応)を有している。α2β2複合体を形成したとき、それぞれのサブユニット独自の触媒反応は2桁高くなる。そこで、本研究課題では、超好熱菌、P.furiosus,由来のトリプトファン合成酵素複合体とその構成成分αとβサブユニットのX線結晶構造解析を行う。そして、構造変化を伴う複合体形成による活性増幅機構を明らかにする。本年度は、まずαサブユニットのX線結晶構造解析を試みた。測定は筑波の高エネルギー加速器研究機構のPFで行い、天然型について分解能2.0Aのデータを収集した。結晶の空間群はC2221であった。位相決定は水銀と白金の誘導体を用いて重原子同型置換法で行った。構造はモデリング、リファインメントを進め最終的には分解能トリプトファン合成酵素αサブユニット単独での2.0A分解能での構造解析に成功した。その結果は、J.Biol.Chem.に投稿し、現在印刷中である。更に、β2サブユニットの結晶に関しては、Spring8で、分解能2.3Aのデータを収集した。空間群はP212121であった。位相決定は既に報告されているS.typhimurium由来のα2β2複合体のβ2サブユニットをモデルに同型置換法で求めた。現在、構造のリファイメント中である。α2β2複合体については3.2A分解能でのデータを収集したが、更に高い分解能でのデータを収集するためによりよい結晶と凍結剤の検索中である。
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