ヒト脳随意運動神経回路網の電気生理学、機能画像によるシステム的解析
Project/Area Number |
11170207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
平戸 政史 群馬大学, 医学部, 講師 (00173245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 章夫 群馬大学, 医学部, 助手 (60261856)
根岸 正敏 群馬大学, 医学部, 助手 (80272235)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | voluntary movement / primary motor area / supplementary motor area / n.ventralis intermedius / depth microrecording / PET scan / dopamine / Parkinson's disease / functional MRI |
Research Abstract |
Parkinson病(PD)寡動例において、微小電極法を用いた後腹側淡蒼球手術中の大脳基底核神経活動記録、PET scanを用いた皮質前頭葉局所糖代謝、局所脳血流測定から、寡動の出現、増悪に関与する大脳基底核、大脳皮質運動関連領域の機能変化について検討した。PD寡動例中-重症群(Hoehn and Yahr=H&Y stage 3-4、8例)では軽症群(H&Y stage 1-2、5例)と比較して、第III脳室髄液中ドーパミン濃度、前頭葉皮質局所糖代謝のいずれもが有意に低下していた。一方、後腹側淡蒼球手術を施行したPD固縮、寡動例26例で、手術効果をExcellent(12例)、Good(=H&Y 1 stageの改善)(10例)、Moderate(3例)、Unchanged(1例)の4群に分類すると、Excellent群で淡蒼球内節自発発射活動が高頻度、高振巾を呈し、かつ、四肢の他動運動、自動運動に対する反応もよく検出された。一方、一側手の連続栂指対立運動に際しての皮質運動野、運動前野、補足運動野での局所脳血流の変化量(%variation)を求めると、皮質運動野においては、Moderate、Fair群でコントロール、Excellent、Good群より、補足運動野ではFair群で他の4群より有意に低下していた。以上、寡動の出現、増悪には大脳基底核淡蒼球内節の機能変化と共に皮質前頭葉運動関連領域の段階的機能低下が関与していることが示唆された。 PD片側優位振戦(H-T)例7例で局所糖代謝、脳血流を用いたPET studyを行い、随意運動に際し、運動対側のみならず同側皮質運動野においても活動上昇を認めた。これらの例では、視床腹中間核の持続的な神経活動が随意運動神経回路網に影響を与え、随意運動に際し運動同側の皮質運動野の活動上昇をも必要とするようになっていることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)