Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 雅弘 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (50252490)
全 炳東 (全 へい東) 千葉大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (20216568)
池田 克夫 大阪工業大学, 情報科学部・情報システム学科, 教授 (30026009)
椋木 雅之 京都大学, 総合情報メディアセンター, 助手 (20283640)
八木 啓介 京都大学, 総合情報メディアセンター, 助手 (60293940)
角所 考 京都大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (50263322)
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Budget Amount *help |
¥34,400,000 (Direct Cost: ¥34,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥13,600,000 (Direct Cost: ¥13,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
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Research Abstract |
本計画研究の目標は,多数のカメラが設置された講義室による遠隔講義において,撮影対象に関する複数の受講者からの要望を集約し,適切な映像を送信するシステム(以後"映像自動撮影・送信システム"と呼ぶ)を構築することである.このため,昨年度までの研究において,(1)映像自動送信のための被写体選択,(2)映像の自動撮影のための撮影位置選択,(3)講師映像の自動撮影のための撮影制御等の処理を実現した. これらの研究では,遠隔講義のための映像自動撮影・送信システムが,講義室内の状況を認識するセンサモジュールと,そこでの処理結果に基づいてカメラの動作を行うカメラ制御モジュールとの,フィードフォーワード型の結合によって構成されることを前提としている.このようなシステム構成では,センサモジュールの処理結果が一方向的にカメラ制御モジュールに送られるため,センサモジュールの出力に誤りがない場合でも,カメラ制御モジュールの動作の時間遅れや誤差のために,システム自体の出力映像が明らかに不適切なものとなってしまう状況がしばしば経験された.このような経験から,本年度は,映像自動撮影・送信システムの構成にフィードバック系を導入し,システム全体の出力としての映像の評価に基づいて,カメラ制御モジュールの動作を補正することを試みた. さらに,本研究で前提とするような遠隔講義では,スライドやOHPが利用されるため,これらの教材を見やすくするために,講義室内の照明が落とされることが多い.そのような状態で撮影された映像は,カメラ制御が適切であっても,講師や黒板に対する照明が不十分であるため,遠隔講義室側の受講者の視聴に耐えるものとならない.そこで,本年度は,上のようなカメラの制御に加えて,照明を自動制御する処理についても検討した.
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