歯質と歯冠用セラミックスの口腔内疑似環境下における繰返し疲労に関する研究
Project/Area Number |
11470412
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高橋 英和 医科歯科大, 歯学部, 助教授 (90175430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本村 一朗 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60272598)
中村 英雄 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60172425)
西村 文夫 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013856)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥12,400,000 (Direct Cost: ¥12,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥9,700,000 (Direct Cost: ¥9,700,000)
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Keywords | 歯冠用セラミックス / 繰り返し疲労 / 歯質 / 二軸曲げ強さ / 疲労亀裂成長パラメーター |
Research Abstract |
本研究は歯質と歯冠修復用セラミックスの口腔内を想定した疑似環境下における繰返し荷重による疲労特性を解明するを目的とし,平成11年度は試験環境の検討およびCAD/CAM用セラミックスを用いて疲労強度および疲労亀裂成長パラメーターの測定を行った. 歯冠用セラミックスの疲労試験に適した疑似口腔環境について文献調査を行ったところ,セラミックスの低速亀裂成長に最も強く影響する環境因子は水分であることから,本研究の最も適した疑似口腔環境としては精製水中で試験を行うのが適切と考えられた.また,予備実験より試験時の温度は通常の実験室での23℃と口腔内温度である37℃とではセラミックスの強度に大きな違いが認められなかった.以上より疲労試験を室温水中で行うこととした.また,セラミックス試片の疲労強度は表面性状によって影響されることが確認されたため,試片の表面性状は可及的に同一になるように試片作成を行うこととした. まず,試片作成が比較的容易なCAD/CAM用セラミックスを用いて繰返し疲労試験を行い,疲労亀裂成長パラメーターを求めたところ,25〜38の値が得られた.現在このセラミックスを用いて静疲労による疲労亀裂成長パラメーターを求めており,両者を比較することでこれらのセラミックスに繰返し荷重による疲労の影響があるのかを明らかにすることが可能である. また,牛歯歯冠部象牙質より円盤状試片を作成するジグを製作しており,次年度にはこの象牙質および新たにキャスタブルセラミックスや築盛型の陶材について検討を行う予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)