Project/Area Number |
11640255
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
素粒子・核・宇宙線
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福来 正孝 (福來 正孝) 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40100820)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 宇宙論パラメター / 宇宙項 / CDM / 銀河形成 / 銀河進化 / 銀河の光度凾数 / SDSS / 観測宇宙論 / SDSSプロジェクト / 最遠のクエーカー / 褐色矮星 / 銀河サイズ切断年径 / 銀河の数密度 / CDM模型 / 中性微子質量 / X線基本平面 |
Research Abstract |
宇宙背景輻射の温度ゆらぎに関する精密観測の発表を受けて宇宙パラメターの詳しい解析を行った。その結果、CDM模型による宇宙構造形成理論はΩ_0【planck's constant】.35±0.1λ_0【product】-Ω_0±0.2,Ho=y0u0kmc^<-1>の範囲に於て観測と矛盾のない結果を與ふる事が判明した。パラメター領域は他の観測結果より導かれた値を再評価した結果とも矛盾がなく宇宙項入り宇宙に於けるCDM理論の正しさを証する。 次にCDM構造形成理論を用いてより難しい問題である銀河形成の問題を最も進んだ大規模シミュレーションを援用して調べた。今年度末までに既に得られた結果は、(1)銀河に於ける星形成は問敬的に起こる事。(2)銀河内の星は、各時期と生まれたる星の混合であって宇宙初期と生まれた星は必ずしも小さい重元素量を示すわけではないこと。亦最近生まれた星は常に高い重元素量を示す事。(3)小さい銀河は早い時期に成長が止る事。(4)銀河の光度凾数は質量凾数と異なり暗い方での数の増加は続かずある事。及(5)銀河の光度凾数の進化は銀河の進化を直接反映するものでない事を示した。観測との比較は、これからの課題である。理論的研究と平行して行ったのがSDSSによる観測的研究である。研究部分野は銀河、準星、星の諸分野に及ぶが孰も宇宙構造形成の理解に鍵を与えるものと期待される。今年度は、銀河数密度、光度凾数、高赤方偏移、準星の統計杯に関する精度結果を得た。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)