Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
1)大雪山登山口における現地調査:層雲峡ロープウェイおよび旭岳ロープウェイの乗り場において利用者アンケート調査を夏季と秋期の2回おこなった。このデータを、前年度と比較することによって、利用者の動力依存特性が明らかになった。すなわち、利用者は相対的に短時間のルートを選ぶ傾向があり、旭岳ロープウェイ運休していた去年は少なかったコースの利用が今年度は増加している。すなわち、ロープウェイ運休による4時間程度の徒歩時間増加が利用者の動向に大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。特に、4時間付加することによって日帰りが困難になる地域で影響が著しい。2)研究経過発表:マレーシアのクアラルンプールで開催された国際森林研究機関連合世界大会で、大雪山国立公園のアクセス改善と環境影響に関するこれまでの研究成果の発表をおこなった。また、同国キナバル国立公園におけるアクセス制御手法について調査し、山小屋の宿泊定員で利用者数が決定され、過剰利用が抑制されていることが明らかになった。
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