Project/Area Number |
11671329
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Thoracic surgery
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
谷田 信行 徳島大, 医学部附属病院, 助手 (20311821)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 和也 徳島大学, 医学部, 講師 (10263815)
門田 康正 徳島大学, 医学部, 教授 (60028628)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | リンパ行性転移 / CD44 variant exon 6 / 肺癌 / 同所性移植 / SCIDマウスモデル |
Research Abstract |
我々は臨床材料にてCD44 variant exon 6(v6)の発現量とリンパ節転移が相関することを示してきた(Clin Cancer Res 3;1289-97,1997)。今回、私たちが確立した同所性移植SCIDマウスのリンパ行性転移モデルにて,CD44v6分子が肺癌のリンパ節転移ににどのように関与しているかを確認する. 【使用した細胞株】ヒト肺癌細胞株Ma-10,Ma-2 【細胞株におけるCD44v6の発現とリンパ節転移能】 両細胞株よりRNAを抽出し、RT-PCTとサザンブロット法を行い、それぞれの株のCD44sとCD44v6の発現量を測定した。また、両細胞株をSCIDマウスリンパ行性転移モデルの肺に移植し、2ヵ月後、犠牲死させ、リンパ節転移の有無について検討した。Ma-10はCD44v6を発現し、肺に腫瘍を形成するとともに縦隔にBulkyなリンパ節転移を認めた。Ma-2はCD44v6の発現を認めず、肺に腫瘍は形成したが、縦隔にはリンパ節転移を認めなかった。 以上よりCD44v6の発現している細胞株ではリンパ節転移を認めたが、発現していない細胞株ではリンパ節転移を認めなかった。 【細胞株へのCD44v6antisense sense DNAの導入】 CD44v6の発現とリンパ節転移の関連をより明らかにするため、Ma-10にantisenseDNAを導入し、CD44v6のみの発現を低下させ、Ma-2にはCD44v6を含むisoformのDNAを導入しCD44v6の発現を亢進することとした。 pEGFP-CD44v6+7(発現ベクターpEGFPにCD44のexon6及び7を含むCD44varientのcDNAを挿入したplasmid)、pEGFP-antisensev6(pEGFPにCD44のexon6のantisenseを挿入したplasmid)をMa10,Ma2に遺伝子導入しそれぞれの発現をRT-PCR+サザンブロット法及び免疫染色にて確認した. 次年度この遺伝子を導入した細胞株をSCIDマウスに同所性移植しリンパ節転移の程度を検討する。
|