Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
BBB透過性制御が脳微小血管内皮細胞の細胞内カルシウムイオン濃度変化を介するという仮説を検証した。高浸透圧負荷によるBBB開放に先行して細胞内カルシウムイオンが上昇し、Na/Ca exchangerによってcalciumが細胞外にくみ出されるとともにBBBが閉鎖することを共焦点レーザー顕微鏡、培養BCEC,in situ perfusion法を用いた実験で明らかにした。すなわち、ラットに高浸透圧負荷を加える前に、Na/Ca exchanger blocker(KB154)投与することによって脳微小血管内皮細胞の細胞内カルシウムのくみ出しを抑制すると、BBB開放時間を延長出来ることをin situ brain perfusion法によって証明した。また、BBB開放と閉鎖の時間経過が細胞内カルシウム濃度変化と一致していることを共焦点レーザー顕微鏡による実験結果との比較から明らかにした。
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