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子宮頚部悪性腺腫の発生に関与する遺伝子異常の解析と遺伝子診断法の確立

Research Project

Project/Area Number 11671615
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

榎本 隆之  阪大, 医学部, 助手 (90283754)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉智 博久  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40153366)
藤田 征巳  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60303963)
Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Keywords子宮頸部悪性腫瘍腺腫 / LKB1 / クロナリティ / ras / p53
Research Abstract

子宮頸部悪性腫瘍は子宮頸部腺癌の一亜型に分類され、他の腺癌組織型に比し予後不良とされている。悪性腫瘍が高分化型腺席に一亜型なのか、異なる病態であるかは未だ明らかでない。これまで悪性腫瘍については形態的な研究のみなされており、分子生物学的手法をもちいた遺伝子変異の解析はほとんどなされていない。悪性腫瘍および高分化型腺癌の発生に関与する遺伝子異常を検討し両病変の鑑別診断の可能性について検討することを目的とした。
子宮頸部悪性腺腫15症例について病理標本を検討し、パラフィン包理切片より、実態顕微鏡下マイクロマニュプレーション法またはレーザーキャプチャーマイクロダイセクション法を導入することにより、微細な腫瘍サンプルより悪性腺腫腫瘍細胞のみを特異的に選択し、これらよりDNAを抽出することが可能となった。(第58回日本癌学会総会ワークショップ9/29-10/1/1999にて発表)PCR-SSCP法にて、ras癌遺伝子、p53癌抑制遺伝子の点突然変異を検出し、その変異を同定した。K-ras癌遺伝子の変異は3例に、p53癌抑制遺伝子の変異は1例に認めた。悪性腫瘍のクロナリティー解析では、解析可能であった症例では、いずれもモノクローナルな腫瘍性病変であることが初めて判明した。悪性腺腫の発症を見る家系であるPeutz-Jeghars Syndromeの原因遺伝子であるLKB1遺伝子の構造異常および発現異常について現在、詳細な検討を行っている。
これらの検討により、分子生物学的手法をもちいた子宮頭部悪性腺腫の早期診断法の確立が期待される。

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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