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問題解決過程におけるチーム内役割分担の動態解析

Research Project

Project/Area Number 11710043
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 実験系心理学
Research InstitutionThe Institute for Science of Labour

Principal Investigator

細田 聡  財団法人 労働科学研究所, 研究部, 主任研究員 (60270542)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords問題解決 / チームワーク / 役割分担 / 情報送受 / プロトコル分析 / チーム / 緊急時 / 相互補完機能 / 冗長性
Research Abstract

プラント運転員チームの各メンバーは、チームとしての問題解決のため、どの様な情報を送受し、いかにその過程に関与し、当該事象の収束を図るのか、明らかにすることを目的とする。この目的を達成するために、1チーム5名(直長、主任、班長、制御員、主機員)からなるプラントで実際に勤務しているA・Bの2運転員チームを対象に、シミュレータ訓練時の発話を記録した。取得した全ての発話内容に基づき、問題解決過程の4段階(対象の同定・診断、目標設定・計画立案、決定・実行、結果の確認・評価)に各チームメンバーがいかに関与していたのかについて分析を行った。その結果、Aチームでは、対象の同定・診断および計画立案についての情報発信を主に主任が行い、決定・実行および結果の評価・確認は制御員が行っていたことが顕著に認められた。また、主任は対象の同定・診断、計画立案段階にのみ関与するのではなく、決定・実行、結果の確認・評価の段階においてもある程度関与していたことも認められた。一方、Bチームでは、対象の同定・診断、目標設定・計画立案については、直長・主任・班長が関与する傾向にあった。また、決定・実行段階では制御員と直長が主に情報送受し、さらに確認・評価に関しては班長が行っていた。このように、Bチームでは役割分担がある程度明確にされていた。2プラント運転員チームの問題解決過程を比較検討した結果、ともに30分程度で当該事象の収束に成功したが、問題解決過程を比較すると、両者のチーム内の情報送受関係およびチームメンバーの問題解決への関与の仕方は互いに異なっていることが明らかになった。このような異なる過程を経た理由について、システム側が要求するタスクとチーム内の役割分担との関係の中からさらに詳細な分析を行うことによって解明することが今後の課題となる。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 細田聡,井上枝一郎: "緊急事態での人間行動の特徴に関する一考察"労働科学. 76・12. 519-538 (2000)

    • Related Report
      2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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