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発達障害児のコミュニケーション発達援助プログラム開発のための臨床心理学的研究

Research Project

Project/Area Number 11710068
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

遠矢 浩一  九州大学, 人間環境学研究院, 助教授 (50242467)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords臨床動作法 / 自閉症 / コミュニケーション / 心理リハビリテーション / リラクセイション
Research Abstract

心理リハビリテーション宿泊集中訓練会に参加した自閉症児および自閉傾向を伴う知的障害児に対する臨床動作法適用場面におけるセラピストの主観的体験とクライエントの行動特徴について、前年度に引き続き検討した。前年度の研究結果から同一の自閉症あるいは自閉傾向と診断されるクライエントであっても、その行動特徴には著しい違いがあり、それぞれのクライエントに対して適切なセラピストの関与方略には違いが認められることが示された。とりわけ、多動傾向を伴う自閉症児の場合、まずは、クライエントとセラピストの身体運動を同期させたり、クライエントに対し、セラピスト主導的に設定された課題に自己動作をあわせることを要求するといった、より、課題性の高い動作課題を導入する以前に、リラクセイション課題が有効であることがわかった。一方で、対人接触に高い不安を示す自閉症児の場合、前者とは逆に、相互的な身体動作のやりとり、すなわち、「手で押し合う」、「いっしょに腕を上げる」、「合図にあわせて足を蹴る」などのような、他者とともに動くことの楽しみを実感させることができる課題が有効であることが示唆された。こうした結果を受けて、さらに分析を行った結果、幼児期の自閉症児の場合、言語理解・表出ともに発達が遅れていることが多く、セラピー中のコミュニケーションにおいては、慣用語を用いた伝達を行うよりも、繰り返しのある動きの中で、活動のルーティンを形成し、その反復を通して、セラピストとクライエントの相互的なやりとり遊びを展開していくことによって両者のラポールを含めた情緒的交流が促されることがわかった。そうした中で、活動のルーティンの中に含まれることばの表出や理解も促進されることが示唆された。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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