Project/Area Number |
11710104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
山本 かほり 愛知県立大学, 文学部, 助教授 (30295571)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | エスニシティ / 在日韓国・朝鮮人 / 生活史 / 都市 |
Research Abstract |
昨年度行った行政資料調査の読み込みを行った。明治期から終戦までの名古屋の都市形成過程の分析を産業構造のあり方を視点に入れながら検討をした。そして、その中で、当時、植民地だった朝鮮半島からの出身者が労働者としてどのように組み込まれていったのかを分析することを試みている。重工業と繊維産業を中心とした名古屋市の産業発展形態の中で、朝鮮人が底辺労働者として具体的にどのように組み込まれたのかは、文献だけでは不明瞭なため、その補助として、インタビュー調査も行ってきている。今年度の後半は、そのデータ整理(テープ起こし)に時間を費やした。この作業は、いまだに明らかになっていない、名古屋都市圏における在日韓国・朝鮮人社会の形成過程を明らかにすることを目的としている。 また、名古屋市において、在日韓国・朝鮮人が集住していた地区におけるインタビューも行い、詳細な生活史をとることによって、在日韓国・朝鮮人と日本人が地域社会でどのような民族関係を維持してきたのか、またはこなかったのかを分析しようとしている。 これまでの先行研究が無に等しいので、他地区、特に大阪都市圏の在日韓国・朝鮮人研究を参考にしながら、研究成果のまとめをしようと検討しているところである。
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