現代女性の社会階層とライフスタイル選択に関する社会学的研究
Project/Area Number |
11710116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Wako University |
Principal Investigator |
岩間 暁子 和光大学, 人間関係学部, 専任講師 (30298088)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 社会階層 / 家族 / 統合性 / 文化 / 女性 / ライフスタイル / 価値観 |
Research Abstract |
今年度の課題であった(1)先行研究のレビュー、(2)調査データの計量分析、(3)インタビュー調査の質的分析の各々について、計画どおり研究を進めることができた。具体的には次の通りである。 (1)に関しては、階層研究や家族研究を中心に関連する先行研究の収集をし、有効な分析アプローチの検討、分析課題の精緻化などをおこなった。 (2)に関しては、家族が地位や文化を共有する単位であり、集団としての統合性が求められる存在であるという点に着目し1998年に町田市で収集した社会調査データを用いて、所属階層によって家族の統合性を維持する方法が異なる可能性について対応分析で検討した。分析の結果、(1)家族と一緒に文化活動をおこなうパターンは性別によって異なる、(2)家族ライフスタイルの変化と対応する形で文化活動を行う相手が変化する、(3)男性では階層との関連はあまり見られない、(4)女性では大卒、夫専門職層では「家族みんなで」、「子どもと一緒に」文化活動に参加し、高卒では「夫婦二人で」、夫管理職では「家族以外の人と」出かける傾向にあることが明らかになった。 (1)および(2)による成果を、『和光大学人間関係学部紀要』第5号に論文「社会階層と家族の統合性-文化活動を通じた統合性の維持-」として公表した。 (3)に関しては、多様な形で「家族らしさ」を維持する意識や行動が見られることが確認され、今後、研究を進める上で必要となる基礎的データを得ることができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)