ポスト社会主義エチオピア周辺地域の国家統合における学校教育と識字能力の役割
Project/Area Number |
11710179
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
増田 研 神奈川大学, 日本常民文化研究所, 研究員 (20311251)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 社会人類学 / 教育学 / エチオピア / アフリカ / 識学 / 異文化間教育学 / 国家と周辺社会 / 学校教育 / 言語政策 / 社会主義 / 多言語・多民族状況 |
Research Abstract |
平成12年度の成果は以下の通りである。 (1)第14回国際エチオピア学会において研究発表Education in Cultural Conflictを発表した。また平成12年4月の日本ナイル・エチオピア学会、および5月の日本アフリカ学会において、やはりエチオピア南部の周辺民社会における学校教育の現状に関する研究発表を行った。これらの内容は、発表要旨集に収録されている。 (2)これらの報告活動の結果、エチオピアの学界においてすら学校教育の政治的側面は等閑視されたままであり、その人類学的研究はまったくなされていないことを痛感した。現段階ではエチオピア周辺社会において教育をめぐる紛争が多発しており、そこにはエチオピアの国内植民地的状況とその政治的側面、国家の中央と周辺の文化的闘争の側面、さらに近年のプロテスタント活動もが問題に含まれることが判明した。学会報告に対する他の研究者からの示唆により、当初私の研究目的には含まれていなかったジェンダーが、教育問題を考える上で非常に重要であることを認識し、今後の研究課題の針路修正を検討している。 (3)平成12年度中の発表論文は別表の通りである。本課題に関する研究論文は平成13年度中にも出版される予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)