Project/Area Number |
11710190
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Matsue National College of Technology |
Principal Investigator |
鳥谷 智文 松江工業高等専門学校, 一般科, 講師 (10280439)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 王朝国家 / 近衛府 / 年預中将 / 源雅通 / 源国信 / 藤原実資 / 藤原師通 / 源 雅道 / 儀礼 |
Research Abstract |
平成11年度に引き続き、儀礼論との関わりでの衛府、特に近衛府の任務、行動について研究を行った。まず、近衛府の長官であった大将の役割について、藤原実資の右近衛大将在任期の行動を分析することにより、大将の近衛府における責任者としての位置付けを行った。この成果は、近々公表する予定である。この小論の中でも指摘した右近衛中将源雅通の年預中将としての近衛府における役割については、前年度からの分析により、現在小論を準備している。また、小論では、近衛府との関係にとどまらず、藤原道長との関係、和歌を媒介にした人間関係等、多角的な視座で彼の性格を分析し、平安貴族社会における彼の位置付けを明確にするつもりである。次に、前年度からの検討課題であった源雅通に代表される平安中期の年預中将以外の年預中将については、史料分析の結果、平安後期には、『後二条師通記』、『殿暦』から、左近衛年預中将藤原公実、同源雅俊、同源国信等の人物を検証することができた。特に源国信は、藤原師通が左近衛大将期(承暦元〜寛治7年)の後半期、寛治3年、国信が左近衛少将時代から年預に補されている。彼は年預中将として府内の人事の調整、府の行事(相撲など)での準備などに携わっている。府内の業務については左大将師通の命令を受けて業務を執行している。このように平安後期においての年預中将の職務としては、平安中期のそれと同様の業務を行っていると考えられる。今後は師通時代における年預(国信を含む)の全体構成を視野に入れ、平安中期の実資時代との比較検討を考えている。
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