Project/Area Number |
11720021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
青木 浩子 千葉大学, 法経学部, 助教授 (50301817)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 銀行資本規制 / フィナンツプラッツドイチュランド / 資本規制 / リスクコントロール |
Research Abstract |
01年3月の段階で達成した研究内容は次の二つに大分できる。 (1)英米の金融改革について。すでに報告したように二年次に研究対象を自己資本規制に関する米国八十年代以降の政策およびその世界的影響、に絞った。具体的にはBIS規制の12年間を振り返り、銀行制度の安全および競争条件の実現という当初の二大目的達成の程度、規制内容の拡大、規制方法の多様化(米国経済界、米国規制機関、欧州実務の間の基本理念に大きな乖離があり、第一のそれに収斂しつつあるものの、BIS規制に完全に反映するには諸種の問題が残されている)、について研究した。ところが01年1月にBISのかなり大きな改革案が発表された(内容についてはかなり予測がされており、研究の大筋を覆すものではない)ほか、ドイツに短期(二ヶ月)留学の機会を得、欧州の自己資本規制に対するスタンスに関するドイツ語資料を収集したので、これらの点を盛り込んだ形で発表することにしたい。資料の消化に時間がかかるため、01年7月に完成という当初の予定を半年ないし一年延長したい。なお本件研究の準備として証券アナリスト試験を受験し合格している。 (2)ドイツ金融界の改革について。上記(1)の研究課程で、80年代の英米における市場原理の導入を取り入れながらも、国家主導の経済政策を明確に取るドイツによる欧州市場統合・金融制度改革について興味を持った。市場原理の限界ないし補正の条件を明らかにするという点で、わが国の経済関連立法政策に極めて実践的な意義を持つと信じる。02年秋からハンブルクマックスブランク客員研究員(先方の内諾済み)として在外研究し、留学中にドイツによる欧州証券市場統合の手法と実績とについて(日本外の読者をも想定して英語で)発表する計画を建てた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)