Project/Area Number |
11740118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 知治 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (20280935)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 超新星 / SN1987A / 星周物質 / X線 / 電波 |
Research Abstract |
大質量星(太陽の8倍以上の質量を持つ星)であったSk-69202は、その進化の果てに超新星爆発を起こし、SN1987Aとなった。この爆発によって飛び散る超新星物質は星周物質(星の周囲に存在するガス)に衝突して衝撃波を発生させ、強い電波やX線を放射するが、この電波やX線の光度・強度変化は超新星物質、星周物質の密度分布に強く依存することが判っている。また、この超新星の周囲にはリング状の星周物質が存在しており、飛び散る超新星物質があと数年で衝突すると予想される。 昨年度に引続き、現在までに観測されている超新星SN1987Aの電波・X線の光度・強度の時間変化を正しく説明できる超新星物質と星周物質のモデル構築を行なった。観測を説明できる星周物質の密度は非常に小さく、特殊な星風があったと考えられる。しかし、この密度領域では、流体計算が困難であるため、計算方法に一層の工夫が必要となり、現在、新しい計算コードの開発を行っている。そのため、観測を正確に説明できるようなモデルを構築するに至っていない。また、星周物質のモデル構築が未完成であるため、リング状星周物質との衝突時刻、超新星爆発直前の状態が実現できるような星風の物理状態を求めるという課題についても、試験的な計算を行なった。
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