産業革命以降の二酸化炭素濃度増大に対する木本植物の光合成・生長反応の機作
Project/Area Number |
11740424
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生態
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
石川 真一 群馬大学, 社会情報学部, 講師 (80251015)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 大気中二酸化炭素濃度 / 木本植物 / 生長解析 / 廉価版暴露装置 / ミズナラ / 亜高山性木本 / ブナ科 / 二酸化炭素 |
Research Abstract |
大気二酸化炭素(CO2)濃度は地球誕生以来常に変化し、最終氷期に最低値をとった後、産業革命以降は主に人間活動の影響で上昇を続けている。最も楽観的なシナリオをもとにしたシミュレーション結果でさえ、来世紀中に現在の1.5倍の濃度になるとしている。こうした大気CO2濃度の変化に伴って、植物はその生理・形態的性質を変化させてきたと推測される。そこで本年度は、生育型の異なる木本植物を230ppm(産業革命前,LC)、360PPm(現在,PC)、450ppm(21世紀,HC)の3種類の濃度で栽培し生長解析を行った。 腐葉土の分解により放出されるCO2を利用し、低CO2濃度制御にはソーダ石灰を用いた。今年度は、亜高山帯に分布するミズナラを材料として追加して実験を行い、また暴露期間を4ヶ月と長期化させて実験を行った。これにより、木本植物のCO2反応性が生育型に依存するのか、生育地に依存するのかを解析した。 ブナ科の亜高山性落葉樹(ミズナラ)では、CO2濃度増大による生長促進は顕著でなく、形態解析結果からもブナ科の低地性落葉樹(クヌギ、コナラ)とほぼ同様の反応性を示すことが明らかになった。以上より、木本植物のCO2反応性はその生育型によって類型化され、生育地には依存しないことが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)