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大脳でのサイズスケーリングに基づく色覚空間特性の検討

Research Project

Project/Area Number 11750046
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied optics/Quantum optical engineering
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

篠田 博之  立命館大学, 理工学部, 助教授 (40278495)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords視覚情報処理 / 大きさ知覚 / 色同化 / 色弁別 / 網膜 / 大脳 / 輻輳 / 知覚 / 認知 / 色彩
Research Abstract

色覚メカニズムの空間特性を知覚サイズの観点から検討した。以下に今年度の研究成果をあげる。
1.色同化の知覚サイズ依存性の検討:色同化は細かいパターンで強くなるが、この空間特性に知覚サイズが関与しているか検討した。ステレオスコープ光学系を用いて網膜サイズを変えずに知覚サイズのみを変え、そのときの色格子の色の見えの変化をカラーマッチング法により測定した。網膜サイズ一定でも知覚サイズが小さくなると色縞の見えが同化方向に変化した。しかし通常水晶体調節は輻輳角に協応するため、この色変化が不適切な調節による光学的ぼけによる可能性がある。そこで輻輳距離が光学距離より(A)遠い、(B)等しい、(C)近いの場合で結果を比較しぼけの影響を検討した。ちなみに知覚サイズはABCの順に大きい。もしぼけが原因なら(A)も(C)と同様に同化方向に色変化するはずであるが、結果は逆であった。これにより色の変化が像のぼけではなく、知覚サイズの違いによるものであることを確認した(日本色彩学会誌,vol24,Suppl.,pp.2-3(2000))。
2.色同化における網膜サイズと知覚サイズの寄与:輻輳角を操作する知覚サイズマッチング法により、知覚サイズを輻輳角の関数として求めた。得られた関数は、大きさ/距離恒常性が成立しかつ知覚距離が輻輳により決まるときに予想される関数の約1/4であった。さらに物理的な縞幅を変えたときの結果から、色同化における知覚サイズと網膜サイズの寄与を比較したところ、ほぼ同程度で、知覚サイズによって色同化の強さが決まることが示された(Shinoda & Ikeda,Proc.AIC Midterm Meeting2000,Seol,Korea(2000))。
3.色弁別の空間特性:上記実験のカラーマッチングのくり返し精度から、知覚サイズの色弁別に与える影響を評価した。くり返し精度はほぼ一定で、色弁別における知覚サイズの影響は確認できなかった。理由としては、上述のように知覚サイズの変化が小さいことが考えられる。網膜象保ちつつ知覚サイズのみをより大きく変化させる方法を考案することが今後の課題。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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