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傾斜弾性率PVAゲルによる生体軟骨のモデル化

Research Project

Project/Area Number 11750114
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 設計工学・機械要素・トライボロジー
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

池田 浩治  東京農工大学, 工学部, 助教授 (50251492)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
KeywordsPVAゲル / 多層化 / 摩擦試験 / 積層材料 / 低摩擦 / 長寿命 / 表面損傷
Research Abstract

本申請者は,低摩擦・長寿命・衝撃吸収性という点から生体関節に注目し,この潤滑機構を取り込んだ高性能軸受構の実現を検討している。
生体関節の上記特徴は「軟骨そのものの特性」と「軟骨の構造が傾斜機能構造であること」の2点に起因しているものと考えられる。
そこで,本研究では生体軟骨と極めて類似した物理特性を有するPVAゲルを用いて,特に弾性率に関して傾斜構造を有する積層PVAゲルを作成し,変形挙動・摩擦挙動に対する効果について知見を得ることを目的とする。
初年度である平成11年度は,導入した高圧滅菌器を用いて2層型積層PVAゲルの試作と基礎的な評価を行ったところ,疲労挙動自体に損傷/回復がくり返し生じていると考えられる知見が得られた。そこで,平成12年度は損傷/回復過程に関する詳細な観察および検討を優先し,これをもとに多層積層PVAゲルの変形挙動・摩擦挙動を研究室現有の多目的摩擦試験装置による摩擦試験を通じて明らかにして行くことを試みた。しかし,材料の作製と試験において障害が生じ,年度内に解決できなかった。これは,多層化の過程において層同士の溶融が生じ,構造が明確な試料の作製に成功しなかったこと,また,2層型であっても層厚さをより厚くした試料では摩擦試験時に試験機が大きな共振を生じてしまい試験そのものが遂行できなかったこと,が主な原因である。
年度内に多層型PVAゲルの挙動を評価することができなかったが,今後も材料の作製と実験の遂行を試みる予定である。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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