Project/Area Number |
11750301
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Waseda University (2000) Gunma University (1999) |
Principal Investigator |
嶋本 薫 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 助教授 (80235639)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 成層圏飛翔体 / 見通し分布 / 移動体通信 / 仰角別特性 / 電波伝搬特性 / シャドウイング / 無線通信 / 衛星通信 / アクセス方式 |
Research Abstract |
1:見通し継続角度分布、遮弊継続角度分布の取得 飛翔体との通信を行なう場合、ビル等の構造物による遮弊が問題となる。研究では道路上を移動する車両との通信を想定し、道路方向に対し飛翔体が0°、30°、60°、90°に位置する場合の、各相対角における見通し状況を市街地における実測によって求めた。その際、各相対角度において、仰角で10°毎に水平方向に見通し可能な継続角度である見通し継続角度分布とシャドウイングである遮弊継続角度分布を都市規模別に大都市(新宿,渋谷)、中都市(浅草)、小都市(桐生)においてそれぞれ求めた。更に,各都市規模における建築物の高さ,幅の分布と道路からの距離に基づくモデル化を行ない,実測データに基づく値に近い特性が得られる通信路遮弊理論モデルを構築した. 2:仰角別多重伝搬特性取得 ビルの屋上にバルーンを上げそこから送信された信号を地上移動体で受信し,その受信電力レベルの変動を仰角別に調べた.実験の結果,低仰角では変動幅が大きく,高仰角では変動幅が小さく信号レベルと散乱波レベルの差であるC/M比では,低仰角で3dBから高仰角で24dBと大きく異なることが分かった. 3:成層圏飛翔体通信路モデルの構築 上記の2実験により、成層圏飛翔体通信路モデルを構築し,シミュレーションを行ない,都市別の通信状況をパケット欠損率の観点で表現した.その結果,大都市部と小都市部では欠損率が約3倍程度異なることなどを明らかにした. これらの成果は更に論文として発表予定である.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)