Project/Area Number |
11750308
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
LAWU TJUND (ラウ ツンデウオ) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90302950)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | 超音波Bモード像 / ハーモニックイメージング / コントラスト改善 / 標本化 / ローパスフィルタ / 折り返し歪み / 超音波変位 / モーションアーティファクト / 超音波 / Bモード / 周波数 / 正規分布 / フーリエ変換 |
Research Abstract |
近年、超音波診断装置の画質改善のための手法としてハーモニックイメージングが注目されている。我々の研究室でも、凹面探触子から放射される非線形音場の測定と超音波Bモード像の計算機合成の組み合わせにより、2次高調波による超音波Bモード像のコントラスト改善の評価を試みている。生体不均質層が超音波Bモード像に与える影響についても考慮し、様々な介在媒質を挟んで、解析を行った。またBモード像上の関心領域と周囲媒質の相対エコーレベルによるコントラスト改善度の定量的評価も試みた。さらに、S/N比の劣化の影響を考慮し、ハーモニックイメージングにより画質改善について検討した。 超音波像中のスペックルによる組織の変位の検出が試みられている。これらの測定における精度を検討するために従来生体近似ファントム等を用いて実験的に行われていたが、現実のファントムでは変形を正確に設定することが困難であるため、測定精度の定量的評価は難しかった。そこで我々は先に提案している三次元エコーシミュレーションモデルを用いて超音波Bモード像を作成し、スペックル像の二次元相関により変位量を検出し、相関の極大を正確に再現するためには、標本化定理を満足させる必要があることを示した。媒質中の散乱点が一様に変位する場合には、相関の極大と変位の間の関係は直観的に理解できる。実際の組織は回転運動を含む複雑な運動を行い、そのような場合の相関の極大と変位量の間の関係は必ずしも明らかでなかった。本研究では、三次元エコーシミュレーションモデルの相関について検討した。
|