石炭灰、特に非JIS灰を有効利用したコンクリートの実構造物施工に関する研究
Project/Area Number |
11750415
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山地 功二 徳島大, 工学部, 助手 (60304549)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | III種フライアッシュ / IV種フライアッシュ / 実構造物施工 / 経時変化 / 品質管理 / 強度特性 / 耐久性 / 水密性 |
Research Abstract |
本研究では,非JIS灰(1999年4月に規格改正により,III種フライアッシュおよびIV種フライアッシュに属する)混入コンクリートの一般土木構造物への適用を目的とし,生コンクリート工場で最も需要の多い配合をベースにIII種フライアッシュを細骨材の一部に代替使用したコンクリートを生コン実機プラントで製造・管理し,実構造物施工に関する適用性を検討した。一方,IV種フライアッシュ混入コンクリートの諸性質について実験室レベルで検討した。以下に,本年度において得られた知見について記す。 1)III種フライアッシュを10および20%細骨材に代替使用したコンクリートについて,フレッシュコンクリートの経時変化は普通コンクリートとほぼ同様の挙動を示し,トラックアジテータ車による運搬時間は,60分間までであれば問題なく輸送可能である。 2)圧縮強度の変動状態は,普通コンクリートとほぼ同程度であり,高い強度発現性を有する。また耐久性および水密性についても改善および向上する。 3)現場施工についてIII種フライアッシュを10%代替したコンクリートについては普通コンクリートと同様に施工できるが,20%代替コンクリートはブリーディング水が少なく,表面仕上げがやや困難となる。 4)IV種フライアッシュ混入コンクリートは,III種のものより高性能AE減水剤の使用量を大幅に低減することができ,強度特性,耐久性および水密性は普通コンクリートよりも優れており,またIII種フライアッシュ混入コンクリートとほぼ同程度である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)