地方都市における地下空間情報の活用に関する基礎研究
Project/Area Number |
11750448
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
|
Research Institution | Takamatsu National College of Technology |
Principal Investigator |
向谷 光彦 高松工業高等専門学校, 講師 (10311094)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 地盤情報 / 地理情報システム / データベース / 表計算 / 表層地盤 / 地盤災害 / 地方都市 / 地下空間 |
Research Abstract |
平成12年度は、昨年度に作成したデータベースを基に地盤環境条件を総合的に判断しつつ、地方における地下空間情報のあり方について検討した。また、実際に地盤調査、工事等を行っているところや地盤災害発生現場に足を運び、早急に対応すべき地下空間情報の項目追加、修正を行った。 以下の3点を中心に検討を進めた。 (1)地理情報システムの運用および基本的な地盤環境図の検討、 (2)地盤災害をベースに考えた災害危険度図の検討、 (3)現地調査に基づく今後の地下空間情報のあり方に関するとりまとめ。 これらの案件について検討を重ね、公表できるデータの収集、整理および論文発表を行った。 そのうち、試行的に進めていた「香川地域の地盤環境問題」について『高松平野の地盤工学的特性』と題して公表できた。また、エコマテリアルの問題提起として、『砂礫含有土の土質工学的特性』に関する一連の研究を公表し、今後の設計法、施工管理、維持に向けた方向性を見出している。表層地盤付近の諸問題は、人間生活に密着したエリアであり、今後とも成果の公表に努めたいと考えている。さらに、西暦2010年から2040年頃に発生すると予想される「平成南海地震」にそなえ、その被災予想地域の四国〜近畿〜東海地方においては、地方都市が散財している現状を正しく把握し、いかに減災できるのかを工学的にサポートする情報となることが求められている。今後は、包括的な地盤防災のあり方と、地域地盤環境の整備に務めなければならない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(25 results)