Project/Area Number |
11750502
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮崎 明美 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40228185)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 波動伝播実験 / スペースフレーム / 波動伝播特性 / 空間構造 / 振動特性 |
Research Abstract |
近年、ドームなどに代表される空間構造物(スペースフレーム)の建設が相次いでいる。スペースフレームは、その形状から水平方向の振動に対して比較的安全ではあるが、災害時に避難場所として利用される可能性を考えると、その安全性の確認は極めて重要である。また、兵庫県南部地震以降、スペースフレームなどの空間構造物においても吊り物などによる局所的衝撃力が作用する可能性が指摘され、衝撃力作用時の挙動を調査する必要が認識されつつある。衝撃力に対する応答は過渡的であり、短時間のうちに破壊につながる可能性があるため、波動伝播を考慮した考え方が必要になる。本研究の目的は、インパクトハンマーによる衝撃実験を行い、スペースフレームの波動伝播特性を調査するための基礎資料を得ることにある。 本年度も前年度に引き続きスペースフレームの打撃実験を行った。経費の大半は、実験用の測定機器の購入に充てられた。また、波動の反射と透過を詳細に考察するためにスぺースフレームの部分構造モデル(一部を取り出したモデル)を作成し、同様にインパクトハンマーによる打撃実験を行った。その結果、以下の知見を得た。 ・スペースフレームの波動伝播特性は構成部材の特性に大きく依存していることがわかった。 ・試験体打繋点裏面に加速時計を設置し計測を行ったところ、インパクトハンマーで計測された加速度と異なるものとなった。この結果、インパクトハンマーによる測定データの取り扱いには慎重を要することがわかった。 ・部分構造モデルの実験結果を数値解析と比較し、数値解析における減衰を調整することで、実験結果と解析結果は比較的よく合うことがわかった。 ・圧電センサーによる歪みの測定を試みたが、応力波の伝播を記述できるような極短時間の測定では、十分な結果が得られなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)