歴史的環境の保全・再生・活用のためのNPO活動の日米加比較
Project/Area Number |
11750543
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Niigata University (2000) Tokyo Metropolitan University (1999) |
Principal Investigator |
岡崎 篤行 新潟大学, 工学部, 講師 (10281247)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 歴史的環境 / NPO / アメリカ / ボストン / カメダ / バンクーバー / ビクトリア / カナダ |
Research Abstract |
本研究の目的は、歴史的環境の保全・再生・活用におけるNPO組織の活動および社会的基盤整備の実態について、取り組みが始まったばかりの日本、NPO先進国であるアメリカ、日本とアメリカの中間に位置づけられるカナダの3国を事例に調査し、さらにNPOの意義、役割、そして活動基盤の成立条件を3国の比較を通じて分析することにある。 本年度は、国外および国内の関連文献を収集し、調査・分析の枠組みを構築した上で、カナダ・ブリティッシュ州・ビクトリア市ならびにバンクーバー市において、ヒアリング調査、資料収集、実地視察等を行った。その結果、州・市レベルのNPO団体に関する詳細な活動内容がわかったほか、これまでに把握していなかった、市レベルの新たなNPO団体の存在が明らかになった。特に、活動団体のネットワークの実態や行政とNPOとの協力関係が明らかになった点は、有意義な知見であった。また、各活動団体の設立の契機、事業の進捗状況、他のNPOとの連携などの分析項目に関する最新の情報を入手することができた。日本においても、過去に把握していたNPO的団体に対する追跡ヒアリング調査等を行った。また、NPO法の施行などを背景に、各地で設立されている新たな活動団体に関する情報収集を行った結果、県や地域レベルのネットワークの自然多発的な萌芽が確認された。 これらの3国の比較分析により、近隣団体から全国レベルの団体へ、そして近年では州や県・市などの広域レベルの団体へと発展しつつある経緯が把握できた。特に日本においては、県・市などの広域レベルの団体の育成が今後の重要課題であることが明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)