Project/Area Number |
11750556
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
五十嵐 裕子 横浜国立大学, 工学部, 助手 (40262414)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | サン・マルコ / 分割合唱 / バロック / 音楽 / 空間 / 時間 |
Research Abstract |
建築は一般に空間芸術の非再現芸術或いは形式芸術に分類され、通常は絵画や彫刻のように具体的な物を再現することはない為、人間の持つ空間観をあらわに映し出してきた歴史遺産と考えられる。音楽もまた同様に時間芸術の形式芸術に分類され、数多く残された音楽作品にはそれぞれの時代の人々の時間観が映し出されているが、本研究は、同時代の建築と音楽を比較する上で、空間観と時間観の変化の並行性により、建築と音楽の変化に何らかの並行性を見いだそうというものである。 本年度は、昨年度に引き続き建築が音楽に与えた影響について、16世紀後期ヴェネツィアを中心に栄えた分割合唱について文献資料をもとに研究し、これについては、2000年9月の日本建築学会大会で発表した。 また、並行してバロック期の建築の設計において、実際の寸法をどのように図面に書き表すかという問題について、特にイタリアバロックの代表的建築家ボッロミーニの図面において調査研究した。 なお、この研究のための渡航費、書籍、演奏を聴くためのCD類、研究に際し必要となった消耗品(文房具類)は本年度の補助金によりまかなった。
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