気体放電性反応活性種の直接照射による水中微量環境有害物質の新規分解除去法
Project/Area Number |
11750669
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
反応・分離工学
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Research Institution | Himeji Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐野 紀彰 姫路工業大学, 工学部, 助手 (70295749)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | コロナ放電 / 水処理 / ラジカル / イオン / 有機物 / 環境 / 反応 / オゾン / 水 / TOC / プラズマ |
Research Abstract |
本研究では気相コロナ放電と有機物を含む水を接触させると水中の有機物を分解できるという新規水処理法を提案し,実験的にその適用性を調べた. 水処理実験では水中にフェノール,ローダミンB,メチレンブルー,エリスロシン,イソプロバノール,酢酸などを溶解し,それらの物質の分解を行った.結果として,オゾンでは分解が困難な物質の分解も本水処理法によって効果的に分解できることが示された. 本研究の水処理法を実用化するために,気相中に生成するラジカル種を出来るだけ処理水に到達させるための反応器構造の最適化が必要である.また,気相または液相の条件が有機物分解速度に及ぼす影響を調べ,反応条件の最適化に必要な知見を得ることは重要である.これらの観点から,以下の知見を得た. 1pHが高い方が有機物分解速度が高い. 2塩化物イオンが反応抑制剤になる. 3気相中の酸素濃度には最適値がある. 4窒素を二酸化炭素に入れ替えると有機物分解速度が高くなる. 5電極間距離には最適値がある.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)