実生苗およびさし芽苗の低温処理による宿根スイートピーの開花促進
Project/Area Number |
11760027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
園芸・造園学
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
小池 安比古 東京農業大学, 農学部, 講師 (80266882)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 実生苗 / さし芽苗 / 低温処理 / 宿根スイートピー / 開花調節 |
Research Abstract |
宿根スイートピーの開花を促進するためには長日条件だけでなく,低温処理も有効であること,さらにその低温処理が実生苗だけでなく,さし芽苗に対しても効果があり,低温処理を施したさし芽苗の利用により開花までの期間がより短縮される可能性を見いだすため実験を行った。今年度は前年度の実験結果を踏まえて,低温感応が可能な実生苗の齢を明らかにするとともに,さし芽苗を利用しての周年生産の可能性を検討した。 (1)播種時期を9〜11月と変えて,最低15℃で栽培してきた苗を,前年の実験で明らかになった最適と考えられる5℃・8週間の低温処理を行った後,16時間日長の最低15℃の温室下で栽培した。その結果,低温感応は苗齢が進むほど高くなり,開花が促進され,切り花品質も向上した。播種後4週以上経過していなければ,低温処理の効果が得られにくい傾向がみられた。 (2)さし芽苗について,真夏を除く発根が可能な時期に毎月さし芽を行い,5℃・8週間の低温処理を行った後,16時間日長の最低15℃の温室に移して開花反応を調べ,周年生産の可能性をみた。その結果,実生苗に比べてさし芽苗では到花日数が短くなった。また,低温処理を施すと低温処理を施さなかった場合に比べて,花柄の長さが長くなり,花序あたりの花数も増加するなどの切り花の品質が向上する傾向がみられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)