高等植物におけるホウ素の吸収移行に必須な遺伝子の単離と解析
Project/Area Number |
11760044
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤原 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (80242163)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | シロイヌナズナ / ホウ素 / 変異株 / BOR1遺伝子 / 輸送 / bor1-1 / トレーサー / マッピング |
Research Abstract |
1.BOR1遺伝子の同定 1000株のF2植物について、Bor表現型とPCRを用いた分子マーカの解析をおこなうことにより、詳細なマッピングを行なった。その結果、BOR1遺伝子が第2番染色体上の約15kbの領域に存在することを明らかにした。そこで、この領域の塩基配列をbor1-1変異株について決定したところ2ヵ所の変異が見つかった。このうち一つはあるORFに落ちていたので、bor1-2変異株においても塩基配列を決定したところ、共通のORFの異なる場所に変異が見つかった。Allelicな2種の変異株において同じORFに変異が見つかったこととから、このORFをBOR1遺伝子と考えている。このORFを含む領域を、bor1-1変異株に導入し、形質転換植物を得た。T1世代でBor表現型が回復したように思われた株も見られたので、次世代において表現型を確認するために種子を採取した。 3.新規ホウ素変異株の解析 新たに単離したbor1-1変異株の復帰突然弯異体のBackcrossを行うとともに、復帰突然変異株においてもbor1-1変異が存在することを明らかにした。さらに、ホウ素に関係する数種類の変異株の候補をスクリーニングによって得た。 3.ホウ素栄養によって発現制御を受ける遣伝子群の解析 Differential Display法やイネのマイクロアレ-を用いてシロイヌナズナにおいてホウ素 欠乏によって発現制御を受ける遺伝子を検索した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)