新しい二酸化炭素固定化反応系の構築-二酸化炭素固定化能を有する新規融合酵素(乳酸脱水素酵素-リンゴ酸酵素)の創出-
Project/Area Number |
11760080
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
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Research Institution | Fukui National College of Technology |
Principal Investigator |
杉森 大助 福井工業高等専門学校, 物質工学科, 講師 (40272695)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | P.diminuta / リンゴ酸酵素 / 二酸化炭素固定化 / クローニング / PCR増幅 / 二酸化炭素 / Pseudomonas diminuta |
Research Abstract |
本研究では,まず二酸化炭素固定能を有するPseudomonas diminuta由来リンゴ酸酵素遺伝子を獲得することを目指した.リンゴ酸酵素遺伝子をクローニングするためにまず本酵素のアミノ酸配列を調べることを試みた.現在までのところN末端アミノ酸配列10残基(H_2N-TDKMTPQAAL)が明らかとなった.現在,内部アミノ酸配列解析を試みている.そこで,アミノ酸配列解析と平行してショットガンクローニング法ならびにPCR法を行った.ショットガンクローニング法では,形質転換体が現在のところ得られていない.PCR法では,他生物種由来リンゴ酸酵素間で相同性の高い部分からPCRプライマーを設計することによりPCR増幅を行った.その結果,630塩基対の増幅断片が得られた.この増幅断片をプラスミドベクターに組み込み,大腸菌を形質転換し,このDNA断片の塩基配列を解析した.次に,これをプローブとしてサザンハイブリダイゼーション解析を行った結果より,Pst Iを用いてサブゲノムライブラリーの作製を行うことを決定した.今後は,リンゴ酸酵素遺伝子の獲得を目指し,まずサブゲノムライブラリーの作製を行い,コロニーハイブリダイゼーションにより目的遺伝子を含むクローンの選抜,遺伝子の塩基配列解読を試みる予定である.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)