Project/Area Number |
11760185
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Zootechnical science/Grassland science
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
後藤 貴文 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (70294907)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 成長ホルモン / 分泌パターン / 和牛 / 給与飼料の質 |
Research Abstract |
成長ホルモン(Growth Hormone:GH)は体長の増加やタンパク質合成の促進、脂肪の分解、糖利用の低下などに影響を及ぼし、腺性下垂体より放出されるホルモンである。これまでに和牛(黒毛和種)を用いた実験により濃厚飼料を多給すると粗飼料を多給したときよりも著しくGHの分泌が減少し、そのパターンも著しく異なることを確認した。本研究では和牛の成長時期により給与飼料の質を変化させて、それによって血中GHの分泌パターンがどのように変化するにかを明らかにすることを目的として行った。昨年度は離乳前(3カ月齢時)から徐々に給与飼料を変化させる過程で採血を行い、飼料中の濃厚飼料の割合が増すにつれGHの分泌が著しく減少することを明らかにした。その後、これらの牛は8カ月齢まで濃厚飼料多給で飼養された。本年度は、これらの牛を用いて8カ月齢時より逆に給与濃厚飼料を徐々に減少させる(給与粗飼料の割合を高めていく)過程で採血を行いGH分泌パターンの変化を追求した。給与濃厚飼料を体重比3%,2.5%,2%,1.5%とそれぞれの変化に2週間かけて徐々に減少させながら経時的に採血した。採血方法は一時的に牛頚静脈にカテーテルを装着し、8時間15分間隔の採血を行い、血中より血清を分離し分析までメデイカルフリーザーで保存した。現在RadioimmunoassayによりGH concentrationを定量中である。
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